
3月は奇数月なので、第3土曜日にいつものように 轆轤Connect Vol.18 開催です。

それ以外は通常営業です。

1997年発表。Yo La Tengo(ヨ・ラ・テンゴ)のキャリアにおいて、一つの頂点と評される傑作です。
ノイズとメロディ、アコースティックとエレクトリック、静寂と轟音――バンドのあらゆる音楽的要素が、まるでパレットの上で美しく混ざり合う絵の具のように、この16曲の中に凝縮されています。
プロデューサー、ロジャー・マリンのクリアで温かい音響の恩恵もあり、多様な楽曲群が散漫になることなく、一本の筋の通った作品として成立しています。日常のふとした瞬間に寄り添い、聴き手の心に深く染み入る静かな名盤。インディー・ロックの金字塔を、全曲を通してじっくりと味わってください。
No.,曲名,歌唱,ジャンル/聴きどころ
『I CAN HEAR THE HEART BEATING AS ONE』は、ジャンルや常識に囚われず、ただ**「Yo La Tengoが鳴らしたい音」**を追求し続けた結果生まれた、奇跡的なバランスを持ったアルバムです。
ポップと実験性、静けさと爆発力が同居するこの作品は、聴けば聴くほど新たな発見があります。特に長尺のインスト曲**「Deeper Into Movies」や「Spec Bebop」を聴いた後に、「Autumn Sweater」**のような心温まるポップソングが流れる時の感動は、このバンドにしか生み出せない特別なものです。
是非、このアルバムを通してYo La Tengoの深く、美しい世界に浸ってください!

エリック・ドルフィーが初めてリーダーとして吹き込んだ作品。
“境界の外へ”というタイトル通り、当時のジャズの枠を軽々と飛び越える、鋭さと柔らかさが同居した傑作。
ドルフィー特有のバス・クラリネット、フルート、アルトサックスが、まだ「完全にフリーに行く前」のギリギリのラインで暴れながらも、ブルースとメロディへの深い愛情が聴こえてくる。
ピアノはジャッキー・バイヤード、ベースはジョージ・タッカー、ドラムはロイ・ヘインズ。
このリズム隊が実に素晴らしく、ドルフィーがどんな方向へ飛び出しても必ず受け止め、時には煽り、時には引き戻す。
その張りつめたバランス感がアルバム全体の緊張感を作っている。
フリーすぎないが、十分に実験的。ドルフィー初心者でも入りやすいバランス。
バイヤードのピアノが異端と伝統の橋渡しをしていて、このアルバムを“難しくしすぎない”役目を果たしている。
ハードバップからアヴァンギャルドへ移行する、その分岐点の空気を最もよく捉えている作品のひとつ。

ブラジリアン・ポップスの革新者マルコス・ヴァーリが1971年に発表した名盤『GARRA』。
ボサノヴァの軽やかさに、ソウル、ファンク、ジャズ、サイケ、そして政治的なメッセージまで溶け込ませた、70年代ブラジル音楽の“転換点”とも言える一枚です。
当時の軍事政権下で露骨な抵抗は許されなかった時代。
その中で Valle は穏やかな表情の裏に “静かな意志” を忍ばせ、
メロウでポップな曲調にさりげなく社会への視線を混ぜ込みました。
音は明るく、どこまでもスムース。
でも、しっかり「芯」がある。
そのギャップが、このアルバムを今も特別な作品にしています。
柔らかく始まる短い導入曲。スピリチュアルなムードが全編の空気を整える。
“30を超えてもまだ人生は始まったばかり”というテーマ。
軽快なリズムと前向きなヴァーリ節が光る名曲。
60〜70年代ブラジル文化のキーワード“cafona(ダサい/俗っぽい)”を逆手に取った洒落たポップ曲。
渋いサイケ感が漂う、アルバムの隠れた名曲。
ホーンのアレンジが非常に70年代的。
短く、メッセージ性の強い曲。勝利の願いを柔らかく歌う。
タイトル曲。ファンキーなベースとストリングスが印象的。
“自分の力を信じろ”という静かな励ましの歌。
ブラジルの黒人文化への敬意を表したナンバー。
英語混じりの歌詞も当時としては挑戦的。
“長髪の若者よ、波に乗れ”という、反体制的ニュアンスを含んだ軽快な曲。
グルーヴが最高。
サントラのような哀愁を持つインスト。映画的なスケール感がある。
“声はアメリカ大陸の太陽からやってくる”。
穏やかで広がりのあるラストにふさわしい美しい終曲。
『GARRA』は、マルコス・ヴァーリがブラジル音楽に “新しいノリ” を持ち込んだ、
70年代ファンク/ソウル・グルーヴの核心が詰まったアルバムです。
柔らかい歌声とメロウなコード進行はそのままに、
リズムだけが一段階強く、太く、都会的になっていく――
“ボサノヴァの先へ進むブラジル音楽” を感じられるのがこの作品。
特に
ここに Valle の“都会派グルーヴ”が結晶しています。
当時のブラジル音楽は政治的緊張が高まっていた時代ですが、
Valle は露骨な抵抗ではなく、
“軽やかに、しかし確実に黒いグルーヴを流し込む” というやり方で新しい音を広げていきました。
そのため『GARRA』は、
単なる心地よいボサノヴァでもなく、
ブラジリアン・ソウルの先駆けとしても一級品。
軽いのに腰にくる。明るいのに深い。
その独特の肌触りこそが、このアルバム最大の魅力です。

ロサンゼルスの3人組ユニット Catpack が届けるデビューアルバム『Catpack』は、ネオソウル、ジャズ、R&B、エレクトロニックが静かに溶け合う、柔らかくも芯のある作品だ。
Amber Navran(Voc)、Jacob Mann(Key)、Phil Beaudreau(Trp / Vo)という3人の個性が、無理なく、自然な呼吸のまま一枚に封じ込められている。
アルバム全体を通してまず印象的なのは、“音の表情の豊かさ”だ。
管楽器のあたたかい膨らみ、メロウなシンセの揺れ、そしてアンバーの柔らかな歌声が、決して主張しすぎず、しかし確かな存在感で耳に残る。ジャズ的な洗練を持ちながら、過度に技巧的ではなく、リスナーの日常にすっと溶け込む質感が心地よい。
オープニングの「Walk Away」は、彼らのサウンドの核を示す曲だ。軽やかなビートの上を、歌と管が並走するように滑らかに進む。淡々としながらも感情がほのかに滲む、絶妙な温度感がクセになる。
シングル曲「What I’ve Found」では、ネオソウル的なグルーヴが前面に出ており、アルバムの中でも特に開放感がある。リズムのハネ方と、アンバーの抑えたボーカルの対比が魅力的だ。
中盤の「The Top」や「Yep」は、ミニマルな構成の中に小気味よい遊び心が散りばめられている。Catpack という名前の由来になった “猫っぽいシンセパッチ” をどこか感じさせる音色が、軽やかなユーモアとしてアルバムに彩りを添える。
終盤の「Midnight」や「Next To Me」では、夜の空気のように静かで、淡い光だけが残るようなテクスチャの美しさが際立つ。彼らの音楽は、派手ではない。しかしこの“音の余白”の丁寧な扱いこそ、Catpack を唯一無二にしている部分だろう。
総じて『Catpack』は、ジャンルに縛られずに遊び、しかしルーツへの敬意を忘れない、実に成熟したデビュー作だ。
ジャズのしなやかさ、R&Bの温度、ビートミュージックのモダンさ――そのすべてが“自然体”で共存している。深夜に静かに針を落とすのにも、朝の柔らかい光の中でかけるのにも合う、生活に寄り添うレコードである。
軽やかなビートの上でボーカルと管が並走する、アルバムの名刺代わりの1曲。静かな高揚感が心地よい。
ミニマルなループとウォームなシンセが融合。日常のスピード感をそのまま音にしたような流れの良さ。
“猫っぽい”音色がさりげなく効いた、小粋なスケッチ曲。遊び心が強く、短いながら印象に残る。
抑制されたビートと、淡いハーモニーの組み合わせが絶妙。夜のドライブに似合うクールネス。
柔らかなコード進行が前向きなムードをつくる。穏やかなのにじんわり力をくれる1曲。
ネオソウル色の強い、アルバムのハイライト。繊細な歌声と跳ねるリズムが美しいコントラスト。
フルートやシンセの空気感が透明。曇り空が少し晴れるような、軽い浮遊感のある曲。
アルバム後半のキーとなる静謐曲。余白の多いアレンジが“深夜の音楽”としての魅力を最大化させる。
優しいメロディと穏やかなグルーヴが寄り添う、エンディングにふさわしい温度感のトラック。
Catpack の魅力は、楽器の質感と電子的な処理が絶妙に混ざり合うサウンドメイクにある。トランペットの生々しさ、Amber の柔らかいウィスパーボイス、そして Jacob が作る丸みのあるシンセと空間処理。この3つが“ぶつからずに重なる”よう細やかに設計されており、派手さはないのに極めてクオリティが高い。特にリバーブの使い方が巧みで、音がほどけていく瞬間が美しい。スタジオの空気感ごとレコードに閉じ込めたような作品だ。

ルー・リードのセカンド・アルバム
プロデュースはデビッド・ボウイとミック・ロンソン。
ルー・リードはもともと Velvet Underground のギタリストで、その後ソロ活動をスタート。
放題「ワイルドサイドを歩け」で有名な「Walk on the wildside」収録
個人的には2曲目の「Andy’s Chest」が好き。

Rolling Stonesの1986年発表のアルバム。
ストーンズのオリジナル・アルバムの中では一般的な評価は低いアルバムです。
しかし今聞いてみると、そんなにストーンズっぽくないか?って言われるほどではないかな?ってのが感想です。
ハーレム・シャッフル(A3)はやっぱかっこいいですしね。

エルヴィス・コステロの代表作のひとつ。
The Attractions との初タッグ作で、ニューウェーブ的な鋭さとポップセンスが絶妙に同居したアルバムです。
1曲目「No Action」の勢い、そのまま “Pump It Up” の高揚感へとつながる流れが本当に気持ちいい。
タイトな演奏と皮肉な歌詞がクセになります。

ソウル名盤の中でも、とびきり感情に刺さる一枚。
ダニー・ハサウェイのライブ・アルバムといえばこれ、と断言していいほどの完成度です。
客席との距離が近く、演奏が進むほどにオーディエンスとの一体感が増していく。その熱気が音として焼き付けられていて、録音なのに「場にいる感じ」がすごく強いんですよね。
「Little Ghetto Boy」の胸を締めつけるような深さ、
「You’ve Got a Friend」の温かさ、
そしてなんといっても「The Ghetto」での長尺インプロ。
あの流れは何度聴いても鳥肌が立ちます。
深夜にじっくり聴きたくなるタイプのライブ盤です。

ロバータ・フラックのデビュー作にして、静けさの中に強さがある名盤。
ジャズ、ソウル、フォークが自然に溶け合ったようなサウンドで、とにかく“深夜にひっそり聴きたくなる”タイプのアルバムです。
有名なのは「The First Time Ever I Saw Your Face」。
ささやくような歌い出しから、気づいたら心を丸ごと持っていかれる。派手な盛り上がりはないのに、感情の揺れがものすごく大きい曲です。
アルバム全体を通して漂う“静かな熱”みたいなものが魅力で、バンドもロバータの声を邪魔しない、絶妙な距離感で支えています。
秋冬の夜に特に合う一枚。

チャカ・カーンを中心とした Rufus の2枚目のアルバム。
ファンク好きには“避けて通れない”というより、“ここから通りたい”と言いたくなるぐらい完成度が高い一枚です。
やっぱりキーになるのは名曲「Tell Me Something Good」。
スティーヴィー・ワンダーが提供したこの曲で、チャカの存在感が一気に開花したと言われるのも納得。
ねっとりしたグルーヴと、チャカの伸びやかなボーカルの相性が最高です。
アルバム全体を通して、ギター、キーボード、ベースが絡み合うグルーヴの太さが気持ちよく、聴くたびに新しい“ノリどころ”を発見できます。
明るさと暗さのバランスがよくて、70年代ファンクの醍醐味をそのままパッケージしたような作品。

ロック史に残る名盤という枕詞がつきすぎて、逆に“どんなアルバムだったっけ?”となりがちですが、改めて聴くとやっぱり特別な作品。
ブライアン・ウィルソンの天才的なアレンジと、どこか切ないメロディがアルバム全体を包み込んでいます。
「Wouldn’t It Be Nice」の無邪気な高揚感、
「God Only Knows」の究極の美しさ、
そして細部まで緻密に重ねられたコーラスワーク。
派手に主張してこないのに、気づいたら心に深く入り込んでくるタイプのアルバムです。
若いころより、むしろ大人になってから聴くほうが刺さる不思議な作品で、
“晴れでも雨でも似合うのに、なぜか心が静かになる” という稀有な空気感を持っています。
ポップなのに孤独。明るいのにどこか曇って見える。
そんな独特の美しさが詰まった一枚。

春の宵、伊豆高原の夜を彩るのは、シンガーソングライター Taku Kashiwai の温かい歌声と、ちょっぴりひねりの効いたユーモアセンス!
日常のあれやこれやを、クスッと笑えて、でもどこか共感してしまうオリジナルソングに乗せてお届けします。アコースティックギターの音色と共に、Taku Kashiwaiワールドにどっぷり浸ってみませんか?
オープニングアクトには、心地よいサウンドを奏でる Shun が登場。この夜の始まりを優しく彩ります。
料金はあなたの気持ち次第の投げ銭スタイル。お気軽にお越しください。
美味しいドリンクを片手に、素敵な音楽と心地よい空間をお楽しみください。皆様のお越しを心よりお待ちしております!
日程: 2025年4月12日(土) 時間: 開場 19:00 / 開演 20:00
出演:Taku Kashiwai
オープニングアクト: Shun
料金: 投げ銭 (別途1ドリンクオーダーをお願いいたします)
会場: abflabo
その他:お席に限りがある場合がございますので、お早めのご来場をおすすめします。
お問い合わせ:
久しぶりにライブ開催です。
大分より、FLASH ザ 徒歩5分 ( @flashthetoho5fun )が来てくれます。
2025年3月8日(土曜日)
オープン19時、スタート19時半です。
料金は投げ銭です。
abflabo
413-0231 静岡県伊東市富戸1317-1053
090-2717-9824
切り取った日常を言葉に
心に残るメロディーと共に
現在と未来を紡ぐ吟遊詩人
FLASH ザ 徒歩5分
伊豆半島初上陸です
この日はオープニングアクトに @abfmusicassociates が出演します。
ぜひ遊びにきてください。
[LIVE Announcement]
It’s been a while since we held a live show.
FLASH the 5 minute walk ( @flashthetoho5fun ) will be coming to you from Oita.
Date and time
Saturday, March 8, 2025
Opens at 7pm, starts at 7:30pm.
Fees etc.
The fee is a tip.
place
abflabo
413-0231 1317-1053 Futo, Ito City, Shizuoka Prefecture
inquiry
090-2717-9824
About FLASH The 5 minute walk
Translate everyday life into words
With a memorable melody
A bard who weaves the present and the future.
FLASH The 5 minute walk
First landing on the Izu Peninsula
In addition,
On this day, @abfmusicassociates will be the opening act.
Please come and visit us.
■abflabo 店舗情報
https://abflabo.com
info@abflabo.com
〒413-0231 静岡県伊東市富戸1317-1052
2022.4.1より毎週金土にオープンしています。
ドリンク、ノンアルコール500円、アルコール600円〜.。
カレー(1000円)等フードもあります。
チャージは無料です。
音楽や本を楽しみながら、いろんな話を楽しんむも良し、好きにレードを選んでいただきながら、音楽をじっくり聴くも良しです。
2ヶ月に1回、奇数月の第三土曜日に、DJイベント「轆轤connect」 @rokuro_connect 開催中。
1317-1052 Futo, Ito City, Shizuoka Prefecture 413-0231
We are open every Friday and Saturday from April 1, 2022.
Drinks, non-alcoholic 500 yen, alcohol 600 yen and up.
We also have food such as curry (1000 yen).
Charging is free.
You can enjoy listening to various stories while enjoying music and books, or you can listen to the music carefully while listening to the songs you like.
DJ event “Rokuro connect” is held once every two months on the third Saturday of odd-numbered months @rokuro_connect.
Open: 19:00
Last order: 23:00
Close: 23:30

2024年5月18日
轆轤connect Vol.7開催です。
オープンは18時から。
当日は、abfmusicassociates が4月にリリースした「Yoimachi Struttin’」のリリース記念ライブが行われます。
もちろんいつものようにDJ陣も様々な音楽で盛り上げてくれます。
Guest DJ:SHOGO(44BEACH) , imuhaQ , dex , Naoki OKada
Resident DJ : TOMO, 天照, 大室温泉組合
今回のフードは、@ohmuro_lunch が出店。あのうどんが轆轤connectで味わえます!
主催は大室温泉組合
【Guest DJ紹介】
◯SHOGO
結成して16年
湯河原唯一のREGGAE SOUND
44BEACHのSELECTER
VINYL にこだわり
REGGAEと通じる音楽に際限のないプレイスタイルが特徴
◯imhaQ
静岡県沼津市出身、在住の1983年生まれの40歳。
本名の俊二の俊の字にちなんでイムハQと名乗っている。
キャリアは2000年頃に仕事で住んでいた新潟県上越市にてターンテーブルを買ってそれ以降レゲエのレコードをdigしている。
2013年頃病気を発症し2018年頃まで病院に入退院を繰り返す。
復活して今年7月に自身初となるミックステープ(我入道蔓陀ヶ原509-8マンダリンハイツ102)をリリースする。
現在、沼津市を中心に静岡県東部エリアを拠点にselector活動中。
◯dex(shower)
2000年頃からDJ活動を始める。
2011年からshowerを主催。円山町relove、青山TenTを経て目黒kalavinkaへ流れ着くも現在休止中。2024年、そろそろ再開するので宜しくお願いします。
◯Naoki Okada
楽曲のコンポーザーとして各種音楽制作に携わる。
本人自身の楽曲制作やライブ活動も行っており、DJ含め出演は多数。
現在はセレクトレコードの販売等も行っており多才な活動で世間を賑わせている。
今回も皆様のお越しをお待ちしてます。